真島元之建築設計事務所

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家づくりの進め方

家づくりの流れ

家づくりを計画されてから完成するまでの流れです

設計事務所に設計を依頼するのは、敷居が高いと感じられている方もいらっしゃると思います。

その心配はありません。気軽にご相談ください。

まずは事務所に電話、FAX、メール等でご連絡ください。

変形な敷地に迷っているなど、敷地の選定の段階からでも気軽に相談してください。

設計・打合せの流れ

  1. 設計事務所とコンタクト
  2.    ↓
  3. 面談・設計条件をヒアリング
  4.    ↓
  5. 基本計画案のプレゼンテーション
  6.    ↓
  7. 設計監理業務の締結
  8.    ↓
  9. 計画案の打ち合わせ・変更など
  10.    ↓
  11. 基本計画案 決定
  12.    ↓
  13. 概算見積もり(必要に応じて) *ローン申請など
  14.    ↓
  15. 実施設計
  16.    ↓
  17. 同時進行で建築確認申請(リフォームでも、規模に応じて必要)
  18.    ↓
  19. 工事費見積り・工事費調整
  20.    ↓
  21. 工事業者と工事請負契約の締結
  22.    ↓
  23. 建設工事 工事現場に設計者は現場監理に行きます
  24.    ↓
  25. 工事完成・引き渡し

設計事務所と住まいづくりをするということについて

家を持つという手段はいくつかあります。

建売り住宅を購入する、ハウスメーカーに頼んで建てる、設計事務所との住まいづくりなどです。

設計事務所との住まいづくりが、他と一番違うのは、時間をとられるということだと思います。

建売り住宅だと、すでに出来上がっているものなので、服や車を買うのと変わりありません。

ハウスメーカーの家だと、ある程度決められた仕様からどれを選択するかという作業になります。

設計事務所との住まいづくりは、住む人それぞれの要求に合わせるため一から計画・設計していきます。

当然、打ち合わせが何度も行われ、決めなければならないことも多いです。

ただ、それは、自分たちが満足いくものを、一品モノをつくり上げていくことでもあります。

家づくりは一生のうちで何度もできるものではありません。

時間をかけて、一生使えるいいものをつくってほしいと思っています。

そう考えれば、設計者との打合せの時間を楽しんでいただけるものと思っています。

住まいづくりの予算について

工事予算をお聞きした上で、計画・設計を進めていきます。

工事にかかる費用の一例をあげます。新築の場合は以下の通りです。

  1. 建物本体工事費(建築工事費・設備工事費 *必要に応じて地盤改良費)
  2. 外構工事費
  3. 設計監理費
  4. 調査費   *測量費、地盤調査費
  5. 諸経費   *各種申請手数料、登記費用、印紙、証紙、不動産所得税、融資関連の手数料、祭事費
  6. その他   *照明器具、空調機器、カーテン、家具等

現場監理について

現場監理では図面通り施工されているか、予算や材料が適切に使われているかを確認します。

工事会社とは別の第3者の立場で監理します。現場に出向き、監理を行います。

いい建物の完成には、設計と同じくらいしっかりした監理が必要です。

完成後のアフターケアについて

建物を後々まで快適に使っていただけるよう定期検査の他、ご相談をお受けいたします。

建物が完成してからも、末永くお付き合いをしたいと考えています。

設計料

設計監理料

基本的に工事費の10%です。

具体的には敷地場所、形状、構造、建物の規模により相談いたします。

工事の進め方

新築工事の工事現場を紹介しながら、家がつくられるまでを紹介します。

地鎮祭 縄張り・遣り方(やりかた)

地鎮祭
着工に先だって、地の神を鎮め祀って、建築敷地の永遠の加護とその工事の無事竣工を祈願します。建築主を始めとする工事に携わる主な関係者が一同に揃ってお祀りします。儀式の後には、その敷地に鎮物(しずめもの)を埋納します。



縄張り・遣り方
縄張りとは、敷地内に設計された建物の平面を縄を張って示して位置を確認します。
遣り方とは、建物の位置および高さの基準を示したもので、縄張りに従い、建物の各隅部および間仕切り等の必要箇所に設けます。

地盤調査・根切り・地業・基礎工事

地盤調査
基礎工事に先立って、地盤の状態を調べるために行われます。スウェーデン式サウンディング試験、ボーリング調査などがあります。地盤調査会社は、基礎の形状と調査結果に合わせて、必要な地業工事を提案します。

根切り
根切りとは、地業、基礎のための掘削を行うことです。根切りはその形状により、つぼ掘り、布掘り、総掘りなどがあり、スコップなどを使用して人力で掘削を行う手掘りと、各種の掘削機を使用する機械掘りとがあります。

地業・基礎工事
建物の荷重を均等に地盤に伝達させるために、地盤を強化するために地業が行われます。その強度を増す方法によって砂利地業、くい地業、割栗地業などがあります。地業を施した上に基礎を施工します。現在の基礎は、ほとんどがコンクリート基礎である。布状に連続した布基礎、軽微な荷重を受ける独立基礎、また荷重を地盤全体に伝えるべた基礎などがあります。不動沈下を起こさないよう、どの基礎形状を選択するか重要です。

建て方・上棟式

建て方
基礎の上に、土台・柱・桁・梁・小屋組など、主要構造部(骨組)を現場で組み立てます。最近の木造住宅では、工場であらかじめ仕口・継ぎ手処理をしてきた材(プレカット材)を現場で組み立てるので作業効率はよくなっています。

上棟式
棟木や最高部の梁材が取り付けられた時点で行われる儀式です。上棟式は空間の神霊にその空間の使用を乞うご挨拶をし、神々に工事着工依頼の助けを感謝するとともに、竣工に至るまでの無事故、安全と新しい家屋の永久繁栄と無災禍を願って執り行われます。建築主とこれから家をつくっていってくれる大工さんをはじめ工事業者との顔合わせの場でもあります。


上棟の際、小屋裏には御幣を置きます

大工工事

床組工事
1階床は、床下換気、防湿、配管などを考慮して束立てをして床下に空間をつくります。束は、高さが狂わず調整しやすい金属製やプラスチック製が、最近は木材に代わって多いです。束に上には大引、根太、合板など荷重を受ける材を架け渡します。床の剛性をもたせるため根太を使わず構造用合板を張ることが多くなってきました。

軸組工事
構造計算によって適切に配された耐震壁を設けます。筋交いや構造用合板によって耐力を確保します。

その他工事
階段を設置、建具枠の取付など。


検査員による確認申請の中間検査

外壁工事・屋根工事

外壁工事
外壁材には、板張り、窯業系のサイディング、金属サイディング、塗り壁などがあります。建物が建つ地域の防火地域の指定を考慮して材料を選択します。施工に当たっては、外壁の下地に通気のための胴縁を施工し空気層を設けます。結露対策になり材料を長持ちさせます。

屋根工事
屋根、デザイン、耐久性、経済性などを考慮して決めます。瓦葺きは耐久性があり、重いので台風に対しては強いですが、地震に対しては不利です。一方、スレート葺きや金属葺きは軽量なので地震に対して有利で、コストも幾分抑えられます。

断熱・内装工事

断熱材
断熱材は、グラスウール、ロックウール、発泡吹付け材、エコ商品として羊毛、セルローズファイバーなどがあります。

内装工事
床の仕上げ・・・フローリング張り、タイル張り、塩ビタイル張り、畳敷きなど。無垢のフローリング材についても、杉板のように足に温かいが傷が付きやすいもの、ナラ板のように硬くて傷付きにくいものなど、それぞれの特性があります。
壁、天井の仕上げ・・・自然素材の珪藻土塗装、クロス張りなど。
木製建具の取付け・・・建具屋さんによって取付け、調整が行われます。
造作家具の設置・・・造作家具の取付け、調整が行われます。
内部の塗装・・・無垢のフローリングや建具枠、造作家具に塗装します。材料が呼吸しやすい自然塗料を使うことが多いです。

設備工事

衛生設備機器の設置・・・キッチン、洗面化粧台、便器など設備機器を取り付けます。
電気設備機器の設置・・・照明器具、インターホンやインターネットなどの機器を取り付けます。
換気・空調設備機器の設置・・・換気扇、エアコンなどの機器を取り付けます。

外構工事

舗装、塀、フェンス、カーポートなど、建物の外部周りを整備します。

完了・引き渡し

工事終了後は、清掃(洗い)をして仕上がりです。


確認申請の完了検査に合格し検査済証が発行されれば完成、建築主への引き渡しになります。

家づくりの進め方

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