自然派志向の家
可動間仕切りでフレキシブルな空間をもつ家です。
- 2003年4月 完成
- 所在地/三重県松阪市
- 家族構成/夫婦+長女
- 主体構造・構法 木造2階建て べた基礎
- 敷地面積 498.80㎡
- 建築面積 115.34㎡(34.9坪)
- 延床面積 184.50㎡(55.9坪)
- 施工 木村大工
データ
南に面した庭に開放的な住まいです 周囲から約1ⅿ土地をかさ上げしています
<設計主旨>
敷地は、周りを田んぼに囲まれた静かな場所です。
南面に庭を設け楽しむことができます。
奥様のピアノ教室を兼ねた防音を施した多目的室を設けています。
家族室は、天井が吹き抜け開放感な開口部を上部まで広くとり、太陽の光が入り、風が通り抜ける健康的な住まいです。
無垢のフローリング、杉板の壁、天井、ケーソードの塗り壁、木製デッキなど時が経って味わいが出る素材を使います。
断熱材には、セルローズファイバーを使用しています。
周りの自然環境に溶け込むやすらぎのある住まいになります。
正面の屋上テラスをもった平屋部分はピアノ室です
玄関入口 下部はタイル張り、上部は金属スパンドレル仕上げ
光がさんさんと入る玄関土間
応接室を兼ねた玄関土間ホール
建具の開閉で家族室やピアノ室と一体にも独立しても使えるタイル貼りの土間ホール
吹き抜けの家族室、壁はケーソー土と杉板貼りの自然素材
吹抜けに面して各部屋が設けられています
ケーキ作りが趣味の奥様の使いやすい台所です
家族室には上部から光が入ります 空気が抜けるよう上部の窓は開閉できます
2階の廊下、2階和室
吹抜けに面した2階の多目的コーナーに造り付けの棚を設けています
多目的コーナーから吹抜けを見る ポリカーボネイト入りの扉で閉め切ることができます
屋上テラス/屋根から飛び出しているのは、子ども室上に設けたロフトの小屋の屋根
撮影:古川泰造