陶芸家のアトリエ付き住まい
客をもてなすアトリエつき住居です。
- 2006年5月 完成
- 所在地/奈良県生駒郡
- 主体構造・構法 木造 地上2階建て 基礎 べた基礎
- 敷地面積 250.1㎡(75.6坪)
- 延床面積 157.3㎡(47.6坪)
- 施工 株式会社スペースマイン
データ
外壁は杉板とガルバリウム鋼板、珪藻土の組み合わせ、片流れ屋根と深い庇が外観をつくります
<設計主旨>
若い陶芸家がお母様と暮す、陶芸のアトリエを併設した住まいです。
将来のことを考えてバリアフリーの作りにしています。
雛段状の敷地割がされた敷地に建っているため、玄関までも段差があります。緩やかなスロープを設け解消しています。
玄関は、住まいの入口とアトリエの入口を別々に設けています。
中に入ると、それぞれの玄関土間と仕事場の土間は、引き戸で仕切られ開放的に使うことができます。
お母様は、お客さんをもてなすのが好きです。光がさんさんと入る広い玄関土間は接客スペース~サロンとしても使われます。
アトリエから2階のギャラリー、息子さんの部屋へ直接行く階段を別に設けてあり、家族の空間と緩やかに分けています。
珪藻土、杉板を外部に、珪藻土、無垢板を内装に使っています。健康的な住まいになっています。
傾斜地に建ちます
(左)アプローチは高齢者にもやさしいスロープです (右)玄関脇に陶芸用の焼き窯を設置
サロンとアトリエそれぞれの入口
角に位置するサロンは二方から光が入ります
土間玄関から家族室への引き戸は、ブビンガという硬質の無垢材を使用、重量感があります
広い玄関はお客さんをもてなすサロンになります。
サロンとアトリエは引き戸によって広く使うことも仕切ることもできます
アトリエから上階ギャラリーへ直接行けます
アトリエからの階段を上がったところにある2階のギャラリー
陶芸の焼き窯
自然素材でつくられた家族室/南面から光がさんさんと入ります
カウンターキッチンから家族室、庭が眺められます
家族室に面した和室/右は玄関土間サロン
撮影:古川泰造