ドンツキの家リフォーム
行き止まり路地を有効活用する。
- 2014年11月 完成
- 所在地/大阪府守口市
- 主体構造・構法 木造2階建て
- 延べ床面積/70.99㎡(21.5坪) 1階/49.46㎡(15.0坪) 2階/21.53㎡(6.5坪)+テラス
- 施工 株式会社 ヒサカズ
データ
路地の奥まった場所に位置する 明るい外観になりました
ビフォー/2階建てと平屋の2軒の長屋を1軒にリフォームします
行き止まりの路地があり、部屋の中は陽が射さなく日中でも暗い
<設計主旨>
長い路地のドンツキにある長屋2軒(平屋と2階建て)を1軒の家にリフォームします
密集した敷地に建つため、昼間でも暗い部屋を明るく快適な住まいにします
光と風を入れるために、主に2つのことを行いました
一つは庭を創出したこと、もう一つは天窓をいくつか設けたことです
敷地は路地の一番奥にあり所有者は同じだったので、その行き止まりになっている路地を庭に変えました
平屋部分には部屋を明るくするため、3か所に天窓を設けました
また、物干しスペースにもなるテラスは、周囲の住宅からの視線を遮るため格子で覆いました
風と光が入りながらも視線を遮ることができました
縁側のある庭をもった自然を楽しめる住まいに生まれ変わりました
路地のドンツキに位置する敷地です 路地の舗装もやり替えました
突き当りの使われなかった路地は庭に設え緑を植えています
濡れ縁を設け、ブロックには板塀を取り付け、上からの視線を遮る格子を垂れ壁として設けています
(左)隣家からの視線を遮る格子を設置 (右)密集した敷地のため光を取り入れる天窓を設置
(左)玄関入口 (右)トップライトからの光が入る玄関/左の扉からはリビングへ、正面は靴クロークを通ってリビングへ行けます
玄関からリビングに入ると庭からと天窓から採光が取れます
リビングから庭に続く濡れ縁を設けます 右はカウンター式のキッチンです
L型キッチンがリビングとつながります
リビングにはトップライトから光が得られます リビングに面して畳室があります
リビングと和室の仕切りの障子を閉めれば個室になります
(左)明るい階段室、上った先にテラスに出れる扉があります (右)2階、小屋裏収納のある部屋
2階は廊下の他洋室からもテラスに出れます 右は庭側の腰掛つきの出窓です
テラスは格子でプライバシーが確保され光と風が通ります 物干しスペースに使えます