うなぎの寝床のガレージハウス
自然と共棲する現代町家~京都の町家の良さを学んで生かして~
- 2019年
- 所在地/京都市
- 主体構造・構法 木造2階建て
データ
<設計主旨>
間口が狭く、奥行きが長いウナギの寝床の敷地を外部空間を上手く取り入れることで豊かな空間を生みます。
日本人は古くから自然と相対することなく共棲しながら暮らしてきました。
自然を取り入れ親しむという、日本人が大切にしている考えは、京都の町家では実践されています。
そうした考えを現代の住まいにも生かし、住まいに外部空間を取り入れながら計画します。
細長い敷地の随所に屋外空間、半屋外空間(あいまいな屋外)を設けることで快適な空間を生み出します。
外観は、町家が残る通りの景観を損なうことなくデザインします。
格子、卯建つ、坪庭、縁側、通り庭、離れなど、日本の住まいに見られる建築の要素、快適で遊びの心のある空間を現代風につくっています。